パン作りの初心者でも作れる。ホームベーカリーを使わない、ふっくら柔らかパン

できたてのパンはふっくらで香ばしくて、とてもおいしいです。お家で手軽に焼きたてパンが食べられるといいですよね。そんな時に役に立つのが、ホームベーカリー。よくパンを作る方や、料理が好きな人は自宅にある方が多いと思います。
私もパン作りを初めて一度は買おうと思い、調べたりした事がありました。ホームベーカリーは8000円～20000円ぐらいします。また、キッチンに収納をたくさん設けられないので調理器具を増やせなく、購入を断念しました。
手捏ねでもパンは作れますが、パン作り初心者にはハードルが高いですよね。発酵のタイミング、生地のこね方、分からない事ばかり。
私も慣れないパン作りで、固いパン、中身が詰まりすぎたパンなど数々の失敗を繰り返してきました。そんな中で失敗しないコツや、初心者さんでも簡単に作れるレシピをご紹介します。

材料について

パン作りは湿度や温度で仕上がりが変わってしまうほど繊細です。必ずスケールなどで測ってください。

★粉
パン作りには強力粉をメインに使っていきます。強力粉とは、小麦粉の中で最も粘りが強く出るものです。
美味しいパンのもちもちは強力粉が作用しています。薄力粉を代用してもパンは作れますが、
もちもち感がなくさっくりとしたパンが出来上がります。
★イースト
パンの発酵に欠かせない酵母です。主に生イーストとドライイーストがあります。
生イーストは一般的にパン屋さんで使われているもので、ドライイーストよりも香りと膨らみがいいのが特徴です。
ですが、賞味期限が短く、扱いづらいのでご家庭で使うには不向きです。
一方、ドライイーストは賞味期限も長く、扱いやすいのが特徴です。
香りや膨らみは生イーストに劣りますが、ご家庭のパン作りに向いています。

★牛乳
パンの風味を良くします。できれば、生乳100％のものを使うといいでしょう。

★砂糖
パンの甘みを出すだけではなく、酵母の餌となりふっくらとさせてくれます。

★バター
柔らかい風味のあるパンに仕上げてくれます。マーガリンなどでも代用は効きますが、
風味が落ちてしまったり仕上がりが変わってきます。
以上が基本的にどんなパンでも使う材料です。それぞれどんな役割があるのか分かるとパン作りが楽しくなりますね。
レシピを作るときなども頭に入っていると作りやすくなります。

作りやすいパンのレシピ

やわらかな白いパン
・材料
強力粉・・・・250g
牛乳・・・・150ml
砂糖・・・・10g
塩・・・・3g
ドライイースト・・・・3g
バター（食塩不使用）・・・・15g

下準備

⚪材料はスケールなどできっちり測っておく
⚪記載の牛乳は人肌に温める（暑い日は省いてください）50ｍｌほどべつの容器に取り分け、ドライイーストを入れておく
⚪バターは常温に戻す

作り方

ボウルに牛乳と砂糖、塩を入れてしっかりと混ぜて溶かす。
1に強力粉、下準備で牛乳に入れていたドライイーストを入れてスプーンなどで混ぜる。容器に残りがないようにしっかり入れてください。
最初はベタベタとしますが、だんだんひとまとまりになってきます。混ぜづらい時には手を使って混ぜてください。
ひとまとまりになったら台の上にとりだして、手のひらの付け根を使って台にこすりつけるようにして捏ねます。
手につかなくなってきたら生地を叩きつけるように捏ねていきます。大体5分ほど捏ねます。
薄い膜ができたら、常温に戻しておいたバターを生地に混ぜ込みます。
バターが均一に混ざるように台にこすりつけるようにして捏ねていきます。
ある程度なじんだところで、台に叩きつけるように捏ねていきます。こちらも大体5分ほど捏ねます。
生地をきれいに丸めて、乾燥しないように濡れ布巾などをかけて一次発酵させます。室温で1時間くらいです。お部屋が寒いときなどは40度のぬるま湯をはったボウルに湯煎状態で1時間おいてください。2倍の大きさになったら発酵終了です。指で生地をおして指の跡が残るくらいが目安です。（指の跡が戻ってきたら発酵が足りない、指でおして生地が潰れてしまったら発酵しすぎです）
生地を台の上に出して手で生地をおしてガス抜きをします。
6等分に丸めて、クッキングシートを敷いた天板に並べます。濡れ布巾をかぶせてそのまま15分ベンチタイムをおきます。
ベンチタイムが終了したら、それぞれガス抜きをして丸め直します。
天板に戻して、上に強力粉（分量外）をうっすらふりかけます。温かいところで45分発酵させます。2倍になったら発酵終了です。乾燥しないようにラップなどをかけましょう。生地が少し乾燥気味の時は霧吹きで少し水をかけてください。
180度に予熱しておいたオーブンで、140度で13分ほど焼いて完成です。