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フトアゴヒゲトカゲを飼ってみて分かった!「長生きのための注意点」と「フトアゴあるある」

ペットとしてのフトアゴヒゲトカゲって、どう?

ペットを飼いたい!でも犬や猫はマンションじゃ飼えない。鳥は鳴き声が気になる。うさぎも良いけど、やっぱり賃貸じゃちょっと・・・。そんな悩みをお持ちの動物好きさんは少なくないのではないでしょうか。

私もその1人でした。

そんななか、爬虫類好きの家族に連れられ、約1年間ペットショップに通い続けたところ、「爬虫類はちょっと・・・亀さえ苦手!」だった私も情が移り、「可愛い!」と思うように。ようやく「フトアゴヒゲトカゲ」を家に迎えることになりました。

[フトアゴヒゲトカゲのハイポゼロをお迎え]

フトアゴさんは、鳴くこともないしケージの中だけでお世話が出来ます。片付けも比較的簡単。うちでは砂を敷いているので、砂と一緒にフンをすくい上げるだけで後始末が終わります。

餌も野菜を食べてくれます。そして生きたコオロギが大好物で、成長のための大事な栄養源です。私も最初は大量にワサワサするコオロギに絶句しましたが、今やフトアゴさんの食事中にぴょんと逃げ出すコオロギがいれば、手でひょいっとすくい上げることが出来るくらい慣れてしまいました。コオロギにも餌が必要ですが、野菜やフトアゴさんと同じフードを食べてくれます。

 

 

環境準備が大変なのは最初だけ

フトアゴヒゲトカゲを飼おうか悩んでる時につまずきがちなのが、環境の準備。フトアゴさんはもともと温かい環境に生息するため、ペットのフトアゴさんにも同じ環境を用意してあげなければなりません。しかし最初に設備を整えてあげれば、あとは温度管理をしてあげるだけ。(うちは設備が家族が全て用意してくれたので、私はずっとノータッチですが・・・)


[フトアゴヒゲトカゲの家]
・ケージ

・蛍光灯(紫外線照明)

・バスキングランプ(局所保温):フトアゴさんの体温を上げる役目

・保温球(全体保温):ケージ全体を保温する役目

・パネルヒーター:ケージの下に敷く

・温度計、湿度計

・サーモスタット:ケージ内の温度を管理。保温球の電源を自動的にON/OFFする役目。

・シェルター:バスキングランプや保温球の下に置き、この周辺を体温を上げるための場所にする。

・餌入れ

・水入れ

 

 

フトアゴヒゲトカゲあるある

フトアゴさんを飼いはじめてから、よくあること。

①餌のコオロギは採ってくると思われる
コオロギを食べると言うと、必ず「採ってくるの?」聞かれます。いえいえ、ちゃんと健康なコオロギをペットショップで買ってきますよ。道にいるコオロギは病気を持っているかもしれませんから。それと、コオロギにも餌をあげます。そうでないと、お腹を空かせたコオロギがフトアゴさんを噛んでしまう危険があるからです。

②フトアゴさんはヌルヌルしてると思われる
カエルなんかを連想するのでしょうか。フトアゴヒゲトカゲは水っぽくてヌルヌルしてると思ってる方もいました。実際のフトアゴさんはドライです。ザラザラしていますよ。頭をなでなでしてあげると、気持ち良いのか目を閉じます。

 

 

フトアゴヒゲトカゲの長生きのための注意点

家族として迎い入れたフトアゴさん。いつまでも元気で居てほしいですよね。私も初めてフトアゴさんが家に来たとき、書類に寿命が5年~7年と書いてあったのを見て、その一生を出来るだけ幸せにしてあげたいと思いました。

フトアゴさんが家に来てから、本やネットに書いてあった情報通り、栄養源のコオロギを毎日食べるだけあげていました。

しかしある時、餌のコオロギをペットショップに買いに行ったときに見た、うちのフトアゴさんと同じくらいの大きさのフトアゴさんを見てびっくり。すごくお腹が細かったのです。うちの子はこんなにお腹がぷくぷく・・・。


[横の広がり具合がすごい]

そこでペットショップの店員さんに聞いたところ、驚きの事実が・・・。

フトアゴさんは、一生に食べられるコオロギの絶対数が決まっていて、早いうちにコオロギを沢山食べることは早死にに繋がると。これはよくある話だそうで、コオロギのあげ過ぎでフトアゴさんがコオロギに飽きてしまい、更に栄養価の高いミルワーム(イモムシのようなもの)をあげ始めてしまい余計に太らせてしまう飼い主さんが多いとか。もちろん子ども時代は成長のために沢山コオロギをあげた方が良い時期はあるのですが、それも限度があるのですね。また本能で好物のコオロギやミルワームばかりを食べて、水分摂取の元となる野菜を食べなくなってしまい、便秘にもなりやすいそうです。

そんな忠告を聞いて以来、餌は基本的に毎日野菜(小松菜や豆苗、カボチャ等)と、ペットショップの店員さんのアドバイス通りコオロギを3日に1回30匹あげています。だけどやっぱりコオロギが食べたいフトアゴさん。よく催促をされます・・・。その姿が可愛くてコオロギをあげたくなってしまうのを、長生きのために我慢する日々です。

 

 

フトアゴヒゲトカゲって可愛い!

最初はおっかなびっくりだった私も、今はフトアゴさんにメロメロです。たまにケージから出して部屋で自由にさせてあげるのですが、先日は家族の肩を登って、髪の毛に顔を突っ込んで目を閉じていました。甘えていたのでしょうか、すごく愛らしかったです。私の手にも乗ってくれるようになり、しばしなでなで出来る時間は幸せな気持ちになれますよ。

[コオロギ欲しさに橋をつくるフトアゴさん]

そんなこんなで、ペットを飼うことに憧れを持っていた私も今はフトアゴさんの母です。ペットを飼うのがこれが初めての私でもなんとか育てられる、育てやすいフトアゴさん。仕事やお出かけから家に帰れば、まずフトアゴさんの顔を見に行きます。いつも家に可愛い子が居てくれる、なんとも言えない嬉しい毎日を過ごしています。