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RoboCup 2017名古屋世界大会に4日間通い続けました!【3日目】


[プログラミング説明]
 2017年に開催された、RoboCup名古屋の一般開放の4日間に毎日通って、様々な体験をしてきた事をご紹介しています。
ここでは、3日目に参加した、2日目に参加出来なかったロボット技術・産業フェアレスキュー競技、同時開催されていた世界青少年発明工夫展2017を中心にご紹介していきます。
(※前回記事⇒『RoboCup 2017名古屋世界大会に4日間通い続けました!【2日目】

 

 

プログラミング体験教室


[タブレットでプログラミング]
 初日から参加できずにいたAZAPAの「プログラミング体験教室」、3日目にしてようやく参加することができました。
2日目に惜しくも数人手前で締め切られてしまったので、会場に到着するとすぐに並ぶことにしました。
(絶対1番目だと思っていたら、2番目でした。)
並び始めて数分としないうちに列ができ、配布時間前には参加可能人数以上の人が並んでいました。

 

 


[NAO]
 プログラムをするロボットは 「NAO」というソフトバンクの「pepper」のお兄さん的ロボットでした。

 


[ロボタッチ]
 また、専用のソフトは「ロボタッチ」というソフトで、命令ブロックを組み合わせていく方式でした。
MITメディアラボが開発した「Scratch(スクラッチ)」というプログラミング言語に似ています。

 

 


[ノートパソコンでプログラミング]
 プログラミングの入力には、タブレットとノートパソコンが用意されていました。
タブレットは、マウスもキーボード入力も出来ない子でも簡単にプログラミングができ、参加者の中でも小さい子が多かったです。
ノートパソコンは、マウス操作がなんとか出来る程度の子ども達が使っていました。
(キーボードの入力モードは「ひらがな」に設定されていたので、普段ローマ字入力しかしていない私には難しかったです。)

 プログラムを作り、実行し、ロボットが思い通りに動くと、子ども達はとても嬉しそうな表情をしていました。
プログラミングと聞くと、「アルファベットを使った命令を入力」、「頑張ってプログラムしてもエラーが出てしまう」というような、とにかく難しいイメージが強いと思いますが、これならやりたいことが目で見えるので、子どもでも分かりやすいと思いました。

 

 

スケルトンロボ


[スケルトンロボ]
 こちらも3日目にしてようやく整理券をGETすることができました。
スケルトンロボは、スケルトニクスコーナーというコーナー名の看板が出ていました。

 プログラミングを駆使した自立型のロボットが多い中、人の力で動くロボットがあったので珍しいと思いました。
製作者の方にお話を聞いたところ、「工作や機械の動きが好きだったので、こんなロボットもあっていいと思って作りました。」ということでした。

 前回の記事でご紹介したように本当は歩くこともできるのですが、体験は腕~手を動かすというものでした。
(※スケルトンロボ実演記事⇒『RoboCup 2017名古屋世界大会に4日間通い続けました!【2日目】
それでも、ロボットに乗り込み、ハンドルを握り、自分の動かした通りに腕が上下し、指を動かすとちゃんとロボットの指先も動かすことができて大変満足でした。

 子どもの力でも、大人よりも大きなロボットを動かすことができることがすごいと思いました。

 

 

水素燃料電池バス


[水素燃料電池バス]
 名古屋市のブースでは、水素燃料で動くバスに乗れる整理券を配布していました。
実際にバスに乗って、ポートメッセなごやの周辺をぐるっと一周することができるものでした。
 走行途中に空調を切ると、走行音がすごく静かでした。
また、直線道路で少し加速を披露してくれたのですが、ガソリンエンジンに負けない加速をしていました。
将来的には家庭用自動車でも水素燃料が使われるようになる日も来るのでしょうか…。

 

 

レスキュー


[レスキュー]
 レスキュー会場へは武田テバオーシャンアリーナの2階から入ることができました。
先へ進むと観客席側から1階へ降りられるようになっていました。
しかし、1階へ降りてしまうと、障害物がたくさんある壁にロボットが隠れてしまってよく見えませんでした。
スクリーンもあったので、そちらの方が見やすかったです。

 レスキューは、地震などの大規模災害時に救助活動を行うためのロボットなので、壁や障害物に囲まれていて初めて活躍できるのです。

 

 


[ジュニアレスキュー]
 ジュニアレスキューは、武田テバオーシャンアリーナの1階にて行われていました。
白い迷路のような道や坂道をロボットが進んでいきます。
こちらはネット越しではありましたが、近くの観客席から見ることができたので、じっくりと見ることができました。

 

 


[RMRC]
 レスキューの横では、高校生、高専生、大学学部生を対象にした、ラピッドリーマニュファクチャードロボット競技(RMRC)というものも開催されていました。
この競技は、今年(2017年)から始まった競技で、災害現場での探索や救助活動をするために、限られた空間で活動するロボット技術の入り口となるタスクを取り上げているそうです。

 

 

世界青少年発明工夫展2017


[発明展出入口]
 ロボカップ併催事業として同時開催されていた発明展は、入場無料でした。
世界各地の子ども達が考えた発明や工夫について展示されており、実際に説明してくれました。

 

 


[ぼくの長府鉄道(日本ブース)]
 日本のブースもありました。
海外の子ども達は、英語でしたが説明してくれました。

 出展者同士で連絡先を交換していたり、日本語でも英語でもない言葉が飛び交っていたり、広い世界を感じられました。

 

 


[からくりコーナー]
 トヨタグループのブースもあり、「茶運び人形」や「指南車」などが展示してあり、それぞれの担当者がてこカムギア等を簡単に説明してくれました。

 子ども達は説明内容は良く分かっていなかったかもしれませんが、人形が湯飲みを運ぶのを見たり、ハンドルを回したりしてそれそれに楽しんでいました。

 

 


[はた織り体験]
 トヨタ自動織機が出来るまでを体験するコーナーもあり、はた織りが進化していく様子を体験しながら学べるようになっていました。
子ども達は、何をするのか分からないまま列にならんだはずが、体験を通していつの間にかのめりこんでいました。

 

 

まとめ

 最後まで読んでくださってありがとうございました。いかがでしたか?
 3日目は、2日目に回ることができなかった企業ブースとレスキューロボットに加え、ロボカップ併催事業として開催されていた「世界青少年発明工夫展2017」についてもご紹介しました。
次回の4日目(最終日)は、サッカーロボット競技とロボット技術・産業フェアを中心にご紹介する予定です。お楽しみに♪

RoboCup 2017名古屋世界大会

 

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